入社
物流事業本部 倉庫事業部 東京エリア統括
お台場流通センター
配属
現在、私はお台場にある保税倉庫にて事務業務を担当しています。
「保税倉庫」とは、通関手続きが完了していない外国からの貨物を国内で保管し、流通加工(商品の価値を高める目的で加工をすること)を行うことができる施設です。そのため、法令を遵守し貨物を規定通りに取り扱う必要があります。
私たちは適正な管理体制のもとで、商品の保管、コンテナやトラックでの入出庫、流通加工の手配を行っています。主に取り扱う貨物は酒類や食品で、流通加工では検品やラベル貼り作業などを多数ご依頼いただいています。お客様と作業会社の間に立ち、イメージを正確にすり合わせて作業を完了させ、納期までにお客様へ確実にお届けできるよう、責任を持って業務に取り組んでいます。
就職活動を始めたころ、世界は新型コロナウイルス感染の真っただ中でした。
世界の様相が目まぐるしく変化する中、今まで普通に購入できた日用品が我々の手に届かず、世間がパニック状態になったことはまだ記憶に新しいかと思います。人の動きが止まると物の流れも止まる。そんな当たり前のことが改めて強く認識させられ、次第に国際物流の業界に関心が高まりました。
数多くの物流会社の中でも鈴江コーポレーションは100年以上に渡り日本の輸出入の主要地区である東京と横浜に拠点を複数設けています。安定的な基盤を構え、更に様々な認証の取得など先進的な取り組みにも積極的であり、時代横断的な広い視点を持った会社であることに魅力を感じました。
また採用面接や人事の方との会話を通じて、親しみやすく開かれた社内の雰囲気を感じました。その働きやすさの中で、自分らしく成長できる環境だと思い入社を決めました。
学生時代はイベント派遣のアルバイトに従事し、展示会やコンサートなどの現場でアシスタントディレクターとして裏側からのサポートに尽力しました。 多数集まるスタッフはほとんどが初めて会う方だったので、撤収など大掛かりな作業をいきなり指示しても協力して取り掛かれません。そのため気楽な会話から始め、簡単な自己紹介や雑談ができるまで、堅い空気をほぐすことに努めて時間をかけました。お互いに声をかけづらく仕事が進まない時間が一番もったいないからです。 作業を円滑に進めるための会話は社会人になるとより多く経験することになります。決して一人きりでは完結できない仕事のため、気軽に話しかけられる人間関係作りが活きてると思います。
倉庫業務は一般的に黙々と静かに進めているイメージがありますが、実際にはお客様との情報共有や運送会社からの問合せ、現場作業員との情報伝達など、仲介役として多くの連絡を行い想像以上に活発なやり取りが行われています。 弊社は港湾運送事業、物流事業、不動産事業と幅広い事業を展開しているため、各営業所は離れていますが、有志メンバーで休日に地域のランニングイベントに参加するなど、部署間での交流もあります。全体的に運動好き、話すのが好きな方が多い印象です。
私たちは元請けとして、お客様からの直接的なご依頼を受けて業務を遂行しています。その作業は、荷役作業会社、運送業者、通関業者など、多くの関係者の協力によって成り立っています。これらの関係者を円滑に取りまとめるためには、幅広いコミュニケーションが不可欠ですが、時には伝えにくいことも勇気を持って向き合う必要があります。
現在、物流業界はトラックドライバーの時間外労働を制限する2024年問題をはじめとする課題に直面し、人手不足や高齢化の影響を強く感じています。こうした困難な状況の中でも、お客様により良いサービスを提供できるよう、業務連携を一層緊密に進めて参ります。
デジタル技術やAIの急速な発展により、モノの価値が流動的に変化している時代です。膨大な情報に触れ、取捨選択が求められる時代だからこそ、実際にモノを「見て、触れる」仕事にはより一層特別な価値が生まれると思います。
私たちは、国内外の流通を支える最前線で活動し、多くの人と協力しながら商品の円滑な供給を実現しています。予測不能な状況に直面する中で、「お客様に確実に物を届ける」という目標に基づき、必要な手段を逆算して考えることができる逆算的思考が重要となります。ご縁があり、皆さんと一緒に働ける日を心から楽しみにしています。
当日と翌日の入出庫スケジュールをまとめます。
作業員への指示やトラックの手配を行います。
現場用の指示書、送り状や荷札を作成します。
現場からの入庫作業報告書のWチェック、入庫報告書をお客様へ送る、税関へ入庫報告を行っています。
通関手続きのため、外部の検査員の案内と作業の立ち合いを行います。
出庫貨物のチェックと荷札貼りを行います。
入出庫書類のファイリングを行います。
一日の処理にモレが無いか最終確認を行い退勤します。